TODAY'S HOT
  • 2007年5月2日 巨人が球団5000勝を達成。 (vs.中日)
  • 1993年5月2日 高津臣吾(ヤクルト)がプロ初セーブを記録。(vs.巨人)
  • 1993年5月2日 松井秀喜(巨人)が高津臣吾からプロ初本塁打を記録。(vs.ヤクルト)
  • 1991年5月2日 原辰徳(巨人)が通算300本塁打を達成。 (vs.阪神)
  • 2009年5月2日 福浦和也(ロッテ)が通算1500安打を達成。 (vs.ソフトバンク)
コラム COLUMN

坂本勇人の「脱・プルヒッター」は吉か、凶か

金沢 慧

引っ張り中心の打撃は卒業?

 5月10日の阪神戦、2打席連続で右方向への本塁打を放ち、お立ち台に上った巨人・坂本勇人。昨年は初の首位打者、ゴールデン・グラブ賞など4つの年間タイトルを獲得し、3月にはWBCに主力として出場するなど、名実ともに日本を代表する遊撃手となっている。

 近年、打撃面で特徴的なのは逆方向への打球が増えたことだろう。かつての坂本は内角をうまくさばく姿が印象的だったが、ここ2年は打撃スタイルが変化している。上の表にあるように、例年は長打の多くが左(レフト)方向に引っ張った打球だった。しかし、昨年から右(ライト)方向への打球が増えており、今年に至っては長打の半分が右方向となっている。もはや、坂本はプルヒッター(※右打者なら左方向へ、左打者なら右方向へ引っ張った打球の多い打者)ではない。

 それでは、どのようなスイングが打球方向の変化を生んでいるのだろうか。ここでは、タイミングによって打球方向が大きく変わる「ファウル」のデータを見てみたい。

――この記事の続きは「BASEBALL GATE」でご覧ください。